いやあ暑いです。ははは。
 何やら今日から世間的には夏休みっていうことらしいですし、夏も本格的にやって来たという事でしょうか。俺の家のエアコンもフル活動ですけど、余り効果的に機能してくれないようで寝苦しいったら有りません。不眠とか、そういう次元じゃないですね。
 暑さも大分気分的な物が左右するため、涼しげな物を揃えてみようと和菓子なんぞを買って来ました。
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 こちらで葛切りと桃かすてらを。和菓子はほっとするので好きです。甘い物を少しだけ体に入れてから寝ると、まあ、太るモトなんですけど、血糖値が上がってイライラしているときは多少穏やかになるってもんです。
 
 そんな私事の続きでは有りますが、iPodの曲を夏らしい物に入れ替えてみました。
 個人的な感想ですが、やはり夏はブルースやジャズといった比較的暑苦しいイメージの物が気持いい季節だと思ってます。他にもファンクもR&Bも、レゲエなんて夏そのものって感じでいいですね。とても個人的な趣味ではありますがRaiも捨て難いですが。
 このまえ買って来たグレン・グールドのCDを聞いているうちに不意に聞きたくなって仕方無くなった音が有りました。
 こちら。
 

スピーク・ライク・ア・チャイルド+3

スピーク・ライク・ア・チャイルド+3

 
 どういういきさつで手に入れた物なのかは良く覚えてません。たぶん、マイルス・デイビスから遡ったかロン・カーターから辿り着いたかだと思います。リンクしたのは最近の盤ですが、俺が手に入れたのは何時だっけ?もう少なくとも10年以上前ってことは間違いないと思います。
 グレン・グールドが最初のアルバムを出した時「ジャズ的だ」という非難を浴びたと言いますが、実際、後発のハービー・ハンコックと比べて聞いてみると、やはりグールドは遥かにクラシックだったりします。グールドがクラシックを独自の解釈で弾いた事、その自由な発想が「ジャズ的」とされたのだとすれば、ジャズというものを端的に表したエピソードなのかも知れません。
 「子供のように話す」っていう表題通り、無垢で自由な旋律が楽しく美しいアルバムです。それでいて、「Goodbye To Childhood」幼年期よさようならっていう曲が入っているように、その無垢さも儚い物なんだっていうね、なんとも物悲しい予定調和を思わせる、心憎いアルバムでもあります。俺はジャズの事は良く解りません。年代とか、人間関係とか、そういうのは正直に書いてしまうと興味も無い。でも、どういう訳か、時々ジャズのアルバムを手にして、そして、良く聞くんです。多分、楽しいんだと思います。
 
 ただ、楽しいから!っていう感情を楽しみつつ、今日は眠りたいと思うのです。