ぬぬぬー。
 今日はちょっと面倒な事が有り、それに付随して色々と考えてしまいましたよ。
 実際、自信過剰な面というものが俺にも有ったのかもしれないけど、そこまで自惚れていた訳ではないと思うし、あの時点でのベストという意味では俺は全力だったのは確かではある。確かでは有るけど、やはり結果が良くない方向で発現した以上、それは俺が負うべき責任になるんだと俺は思う。
 そういう部分では俺は誠実であろうと思う。思うけど、その誠実はマネーでいうと「おいくら万円よ?」という部分では一円だった払いたくない。それは別問題。まあ、それは誰しもが思う本音部分だけど、さ。別に俺だって悪気が有った訳じゃねえしさあ、運が悪かったんだよ。そう思う。つっても、それが何処まで通用すんのかは俺にも解らないから何とも言えない。
 嘘付いて、適当に誤摩化しちゃうのが利口な生き方なんだろうとは思う。それを習慣化しちゃって、そういうルーチンの中で商売するのが一つの手だってのも解ってます。解ってるけどね、今はまだ、そうじゃない方の手段を模索していたいって言う思いも有る訳ですよ。汚れるなら別に何時からでも汚れる事が出来るわけじゃない?でもまだ俺の手は綺麗だから、だったら、そのままで行きたいって思ったんだよな。
 とはいえ。
 こうやって問題に直面してみて、その問題と自分が真剣に向き合ってみた上でね、もう一度俺は、俺の生き方ってのを再検討しても良いんじゃないか?という気持ちも湧いて来たんだなあ。
 今の生活から逃げるような感じもするけど、実際問題として、選択肢が残っているのなら、別の選択ってのにも手を出しても良いのかもしれんっていう。何度目だろうな、俺の人生再出発は。でも、どうにもなんねえじゃんよお、今の生き方が駄目だってんだもん。何か手を打つしか無いじゃん。
 俺の人生は、正直言って短い物になると思う。老後なんてのは楽しめそうにないと思ってます。だから俺は結構あせって生きてる部分があって、のんびりと自分探し的な行為に耽溺する暇はないと感じてるんだな。だから、俺は考えてしまうんです。もしかすると、俺は俺の生活から逃げ出す時間すら残ってないのかも知れないし。とにかく、そう思うと俺は「走らんとならん!」と思ってしまう。充実させたいとか、そういうポジティブな感情ではなく完全に「いいがたい不安感」に追い掛けられた焦燥で俺は走らされてる。
 この前も書いたけど、俺には夢が無いです。むしろ夢を実現する為の余裕が無い、んでもってそういう時間のなさっていう現実問題を俺が良く知ってるから、だから夢を見る時間や金銭を別の、もっと生きる事に直結する部分で消費しなきゃって思って生きて来たような感じ。必要を追い掛けてるだけ。良くも悪くも。
 でも、この年になって、本当に人生の残りが無くなり始めた予感がしてきて、ようやく俺は夢を見る努力をするべきかもしれんと思い始めた。無駄な努力かもしれんけど。なんていうか、今の俺の生き方ってのは、今の俺にとってベストであると言いがたい物が有るということを、俺は今日、ハッキリと自覚した。それを修正し、補完していく方法を考えてて、そういう、夢ってのを見てみたいっていう気持ちが出て来た。
 なんつうか、今の俺の職業っていうか生活って、ある意味、俺の今までの集大成的なものがある。
 まあ、中年になってから国家資格を取るってのは想像以上にあらゆる物を磨り減らしちゃった。この勝負は手持ちのカードの全部を突っ込まないと勝負にならんかった。そういう、オールオアナッシンな戦争みたいな日々の結果としての今の俺があって、それゆえに一応の到達点のような意識が有った。
 それが俺の自惚れとなって具現化してたのかもしれない。でも、そういう部分は俺自身では自覚出来なかったし、俺としては、精一杯自分を戒めてた部分も有ったんだけどなあ。とにかく、俺が最終的に責任を取るべき事柄ってのを俺が行って、それが良くない結果を生み出したのなら、やはり俺に責任があるんだ。つまり、今の俺は間違っているし、それは俺の今までが否定された事に他ならん。
 俺は俺が嫌いだ。
 だから、俺は俺が否定されるっていうのは、凄い納得ができる。
 今までは、その自己嫌悪を仕事への情熱やら勉強やらに突っ込んで来たんだけど、その「今まで」が否定されたのなら、俺は何をすれば良い? 死ぬか? それは短絡的過ぎる。どうせ放っといたって俺は長くは生きて行けないだろうと思う。いや、もしかすると俺は自己嫌悪の果てに自殺する運命なのかもしれない。むしろ、俺は俺の死を自分でコントロールしたいという欲求すら有る。でも何も出来なかったから死のうっていうのは、少し違う気がする。確かにこの国は年間に三万人が自殺する国だ。この数字はすでに国の失策としても良い数字だと俺は思っている。そんな、クソのような原因で俺が死ぬのは、俺はゴメンだ。そういう憤りは自己嫌悪よりも大きいのが俺だったりする。理由とかは別に無いし、その部分を掘り下げて考察したいとも思わないから、それは、それで。
 何にせよ、選択肢が残っているのなら、それに手を出してからでも別に構わないって思う。
 まあ、何て言うか、こんな弱音の固まりみたいな物を吐き出してみたけど、実際問題として、今夜ヤケ酒飲んだら全部リセットされちゃって「アホが」って一言を吐き出して終了!っていう展開が待ってんのかもしれないけど、一つの分岐点として、俺はこの感情をネットって場所に残しておこうと思ったのさ。
 俺の失敗は万人が自由に見る事が出来、そして残る。そういう事。
 そんな救いの無い物ではあるんだけど、だからこそ(なのかな?)俺はもう一度俺ってのを考えて、俺の今までに無かったものってのを考察し、そして俺はそれを求めようと思ったってこと。そんな事も一緒に残そうと思った訳ですが、俺は、どんな夢を見ようか。
 どんな夢を見ようか。