つまり現状において最大の懸案事項というものは、現在俺が突然死んだ所で、俺が誰かに突然殺された所で、世の中的には全く問題がないということに集約されるのではないか? 事実俺の死に対して感情を喚起される可能性のある人物という物が、俺には全く思い浮かばない、っつう。
 そして、それが誰かに知られてしまったら、俺は殺されても世間的に影響の無い人間である事から、殺しても逃げちゃえば総じて問題にならない方の生き物であると認識されてしまうし、それを実行されてしまうと、俺は大して意味も無く他人の娯楽の為に殺されてしまう可能性が高い訳だ。人の死は常に換金出来るし、人の死は常に娯楽になりうるからな。殺す奴は後を絶たない。でなけりゃ核兵器なんて豪華な人殺し技術が開発されたりしない。
 そんでもって、俺はそういう死に方はゴメン被りたい。
 誰かの「お楽しみ」の為に殺されるのは嫌なこった。
 だが確実に「簡単に殺せる生き物」を探している奴らってのが存在して、そいつ等は「殺しちゃっても世間的に対して影響を及ぼさない」人間を巧みに探し出して、その人間をぶっ殺して生き血を啜ろうとしているし、最近じゃ、そいつ等が公になっているってのはどういう事だ。世界的に見て要らねえのは俺なのか?俺を「コイツ簡単に殺せるじゃん」と値踏みしたほうなのか? どっちにせよ現状の俺は殺される方でしかない。
 つか、俺はコレから、どの人殺しに殺されるのかを自分で選ばなきゃならんのか?
 っていうか、どっちの人殺しのほうが、まだ俺にとってマシな人殺しなんだ?
 
 
 以上が俺が各政党のマヌヘストとかいう戯言を読んだ感想です。
 ああ、そうだ。共感は要らないです。