テイルズ関係の前に。
 前日は、金もないのに所用で新宿をウロウロする羽目に陥り、家賃の払い込みなどを含めて一気に財布から現金が消えて死にそうな気分になったのでゲームに逃避しなきゃ生きる気力も出てきゃあしねえ。
 そんなこんなが俺がゲームを立ち上げるモチベーションです。
 すんげえ良い天気の下、コマ劇場前のコンクリの上で、本物の絶望にメッタクソ犯されたオッサンたちが転がっていました。ちょっとした死体でした。ステンレスの台の上でビニールにくるまれて、油絵の具の匂いさせてるのが似合いそうで嫌過ぎでした。なんとなく写真を撮る気にはなれず、逃げるように現場を立ち去りながら、俺だって思う事ぐらいある。
 おかしいよなあ、この国は世界有数の経済大国だってのに、今日食う飯にも困るひとが山ほどいて、金がなくて悲しい思いをする人もゴマンといて、年間3万人が毎年毎年繰り返し繰り返し自殺するんだよな。
 ちょっと確認なんだけどさ、国とかってさ、人が一人で生きて行くのって難しいからさ、複数人があつまって相互扶助しながら全体で一定の幸福を追求する機械だよな?確か。
 つまり、今日飯を食うのに困っている人を量産し、金がなくて悲しい思いをする人が増えれば増えるほど得をする奴らが、年間3万人の犠牲の上でスキップ踏んでる国家こそが、俺たちが望み実現した国家だということなんだろうと決着。

小さくとも幸せを掴める日が来ますように。
 
 ゲームとは何の関係もないけど。