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　ご他聞に漏れず俺も特に幸せではないですし、大体、不眠なんてのを長らく抱えて生きてるせいも有り苛立ちだって抱え込んでいるし、社会の矛盾って奴の冷酷な仕打ちだって容赦なく襲いかかって来て太刀打ちだって出来ません。ええ無理。
　小さく平凡に生きようって思うけど、そんな目的しか持てない社会ってのが「如何なものか」と常々思う位の想像力は有るんですがね。
　今日の午後ですが駅前で某左側な（ルベドな）政党の人が支持を訴えながら「派遣法の撤廃を目指す」と叫んでいました。まあ解らんデモ無いです。でも、すでにそれで大もうけして政治屋に献金してるやつが腐る程いる現状では夢物語だと思いますよ？
　ﾘｽﾄﾗって意外と儲かるんですよね。あれ。そういう儲け方を根幹に持つ経済のｼｽﾃﾑが破綻しない訳が無いって思うんだけど、そんな俺の想像力を簡単に現実ってやつは乗り越えていっちゃって、もう普通に深く根付いているし今後も続くんだろうなって最近は思うようになりました。なんていうか、俺の知っていた幸せっていう観念と、今流通している幸せって言う観念は明らかにｷﾞｬｯﾌﾟが生じているんだな。
　何にせよ未来ってのがﾄﾞﾝﾄﾞﾝ暗いものになってしまっていて、頑張ったって報われる事なんて無いし、ある程度先が見えちゃう現状ってのが有り、もしｺﾚを端的に形容する言葉を探すのならば俺は今の世界を「絶望」と呼ぶ事に躊躇いは無いです。とはいえ。誰が悪い、何が悪いっていうんじゃなくて、この絶望の中に「幸せ」を見つける連中が今の世界の根幹を作っているっていうだけ、ってな話なのかもしれません。ｶﾞﾗｸﾀで作られた天国だって、そこを天国だと桃源郷だと信じる奴が居る限り、そこはまぎれも無く天国だし桃源郷なんでしょうね。
　

スクラップ・ヘブン [DVD]

　
　こんなｸｿのような気分の日には、この映画がｽﾃｷです。
　どうっしよ〜もない、もう、何の救いも解決も無い完全な世界。俺は今夜も柔らかく絶望しながら眠りにつこうと思うんですよ。