やはり色々と言いたい事が溜まって来たのでswansの事を書こうと思うんだけど、如何にせん活動の長いバンドなので書きたい事も長いんだよね。っていうかニッチすぎる話だし、何より俺が調べものの最中にハマってしまうので書けるかどうか相当怪しい。
 まあ、そんな事はどうでも良いとして、本当にバンドとしてニッチなのでまず予習。
 

 HolyMoneyの頃。初期の頃で、これ以前ではJarboe姐さんは参加してません。
 これ以前の音は何処かに無いかなあ。

 と思ったら有りますね。最初期の頃の音になるはず。
 
 Swansについてで良く言われる事があって、良く言われるから、それ故に俺が納得出来ないんだけど、初期の頃の音って所謂「この時期だけ聞けば良い」と言われている時代の音。つまり一般的に「Swansの」と言う時には、この時代の音を指すことが多いっていうね。代表的な時代の音。解りやすい過激さ。解りやすいスタイルで今も沢山の人を魅了しているのですけどね。
 これを過激とするか、これ以後こそを過激とするか、まっぷたつに分かれるのが個人的には面白いです。
 

 一番上と同じくScrewですが、こちらはスタジオ録音の方かな。この辺りがメタルパーカッションと呪文のようなリフと絶叫の極めつけの頃。この後のNewMindから変化が始まります。にしても裸率が異常に高い頃だな。この頃のswansの写真は大抵Giraが全裸でした。
http://younggodrecords.com/images/upload/image/SWANS/farewell.jpg
流石に貼れないのでリンクだけね。
 

 で、これがNewMind。服を着ただけ的な話も有るけどね。でも、音が纏まって来てる感じが強くなってます。まあ、この辺はマニア的な視点だから気にする事も無いんだろうけど。問題は、次ですね。
 

 ここで変化は突然劇的に進みます。Love Will Tear Us Apart、JoyDivisonのカバーです。この激変を好まない人が非常に多いんだけど、俺は初めて聞いたとき背筋が凍りました。オリジナルよりも恐ろしい事になっていると個人的には思っています。ポストパンクからNoWaveへと時代が進んで行ったわけですが、swansは一足飛びに涅槃に行ってしまったという感じ。優しい音が、どうしてこれほどの恐怖を生むのだろう?
 
 という訳で、これ、予習な。