いつも以上に超絶どうでもいい話を書く。あまりにも意味の無い話なので何一つ共感を必要としていないし、俺自身がネットっちゅう場所にマトモな意味合いを見いだしていないので、本当にどうでも良い。いやもう、マジで。だったら何で書くのかつうと、今週はアレがあるため、ネットに接続している人間のSAN値が通常よりも多少上昇しているという事が確認出来たから。つまり、SAN値の若干高めな、週末に徹夜でベイエリアに通わない人たちに対する嫌がらせに他ならない。
 という事も、実は俺にとってどうでも良いのだ。
 
 俺が現在食費を稼いでいる業界っていうのは、本格的に有象無象の巣食う混沌なんだけど、それはまあ、人が人を修繕するなんて事を本気で考えるから狂っちゃうという、ある意味当然の帰結としか言いようの無い原因による。そんな訳だから、すんごいモンスターぢもが沢山居るんだが、モンスターの多くが本当に「善かれ」と思っているので手に負えない。悪意ゼロの災害なわけです。まあ、俺もそんなモンスターの中の一匹なので人の事は言えないんだ。
 前置きは端折ろう。
 要するに本題は、そんなモンスターのモンスターという生き方の一例に関してです。
 「目的の為には手段を選ばない」という方法論に基づいて、俺も色々とやって来た。面白い物で、本当に真剣に経験を積もうとすると、それは加速度的に「そんなことやらんでもいいだろうに」という方向へ全力疾走する事になるのね。例えば、解*実習とかさ。話は脱線するけどさ、普段から男(漢って書いた方がいいのか?知らんけど)を売りにしているやつほど、本当にエグイ事柄からは逃げるよね。それも解りやすく尻尾を巻いて。アレは何なのでしょうねえ。俺なんて分解し足りないぐらいだったのにね。だからと言って「いくら勉強のためだと言っても、持って帰ろうとするのは絶対に止めて下さい!」と実習前に釘を刺されちまうのは駄目過ぎるかもしれんけど。コッチ側な種類の人間ってのは、本当の善人か、本当にオカシイかのどちらかなんだね。解りやすく書くと、チンピラに人殺しは出来ても猟奇殺人は出来ないっていう事か。つうか酷過ぎる例えだな、おい。まあ、そんな飯時に不適切な話題は切り上げて。とにかく俺が「目的の為に手段を選ばないけど目的だって選んだわけじゃねえんだよ!」論で手を出した無駄経験の一つに気功ってのがあるんだな。もう、この時点で完璧に胡散臭いだろ? だから最初に断っといたんだよ、超絶どうでも良い話だって。とにかく、気功だ。
 詳細を書くと、心底メンドクサイ事になるのは目に見えているので人名団体名などは全部書けないが、とある病院の主催している気功講習会ってのに参加した事が有る。気功ってのに科学的根拠があるのか?っていうと全力で「無い」と返答するしか無いんだが、それでも何故参加したのか?っていうと理由は簡単で「暇だったし腰が痛かったから」です。痛いんだよ腰がっ。事前に聞いたらさぁ、ちょっとした運動が出来るっつうからさ、腰のストレッチにもなるだろうって思ったんだよな。あと人間関係も有ったから仕方が無かった。断れない事ってのも有るですはい。
 俺の受けた講習会ってのは俺の想像してた「いわゆる」気功とは少し違ってました。
 ほれ、テレビとかでやる「遠くから気を送って人を倒す」的なアレじゃなかった、って言う事です。あんなん、物理的に力が作用してねえのに倒れる訳が無いっつうの。ピストルで撃ってるってんなら別だけどさ。まあ、それはとにかく俺が受けたのは、何て言ったかな、内気功とかどうとか言うやつです。要するに自分を強くしましょうよ、という気功なんだってさ。
 俺的には何か太極拳チックな事をして、どうこうってのを想像していたんですがね、この講習会でやらされたのがプチ空気椅子でした。つうか、辛いっつうの。足腰がガッタガタになるっつうの。なんでも馬歩(マーブーとか言うらしい)って言うらしいんだけど、これが半端じゃなくキツイ。
 まず、両足を肩幅程度に開いて上半身は完全に弛緩。そして椅子に座るようにゆっくり腰を降ろして行く。当然、腰を下ろした所で椅子なんて無いから、途中で止めなきゃならん。その目安ってのが「顔を正面に向けたまま目だけで下を見て、膝頭から足の親指が見える所」とか。これが異常にキツイ場所に相当するんですよ。いや、疑うなら今やれ。今すぐ立ってプチ空気椅子をやってみろって。足が生まれたての子鹿みたいな震えっぷりだぞ?マジで。しかも、大腿筋膜張筋って言ってもワカランか、とにかく股関節周りの筋肉を弛緩させなきゃならんのです。そうなると自動的に内股に力が入り、それは肛門から下腹部に抜ける様なラインで力を入れなきゃならん。しかもコノ格好を延々一時間とかやるんだよ。死んじゃうっつうの。
 そんなのを文句を言いながらも週に一度で半年ほどやりました。
 結果的に良い運動になって腰痛も緩和され、まあ、健康的では有りました。
 そして、講習会の最後だったかな?主催の人ってのが「君たちも気を感じる事が出来るようになったかもしれん」的な事を言いましてね、それを確かめる、と。何でも真面目に馬歩をやってれば内側に気が練れて来ているので、人の気も感じるようになれる人も居るんだとか。そもそも物理法則を完全に無視した観念を感じる事が出来れば誰も苦労せんっつうの!と俺は思ってましたが、なんか「やれ」っつうからさ、まあ、付き合うよ?そのくらいは。
 で、主催の人が何やら運動してから両手を胸の前に突き出して、手のひらを向かい合わせにして、まるで「前に習え!」をしたような格好で立ったんですよ。で、その両手の間をアンタらが順々に手刀で切るようにしろ、と。
 俺はもう、その頃には完璧に疲れてましたからね、そりゃ空気椅子を小一時間もやってりゃ性も根も尽き果てるわけで、手を出すのもダルいっていう状態。力なんて入らずフラフラって手刀で切ったんです。そうしたら、何も無い場所なのに、俺の右手の中指がぎゅううううって引っ張られましてね、俺はビックリして「ウヒャ!何だコレ」って。それもさあ、その両手の間ならまだしも、その両手から少し離れた下の方で引っ張られたんでね、不意打ちにもほどが有る。
 まあ、それは確実に俺の気のせいなんだ。だって気なんて存在しない物を感じる事なんて出来ないから。
 それはさておき。
 最近さあ、腰が痛くってさあ。まあ中腰で作業するからなんだけどさ。で、ここ一月ぐらい馬歩を自主的にやっているんですけどね。俺の腰痛の方は比較的良好になってきたんだけど、問題なのは他でさ。すげえ勢いで壊れない筈のものが壊れるようになったんだけど、コレは何だ? 後、俺が触ると人が飛び上がったり倒れたりするんだが、これは何の嫌がらせだ。
 クソが。本当に駄目人間ってのは何をやってもロクな結果が出て来ない。
 出てくるのは余計な物ばっかりですよ。たまには金になるものが出て来いっつうの。