テイルズ続行関係。

 ここまでのアラスジ。
 特に躊躇う事も無く貴族の館に空き巣に入り、逮捕された挙げ句に脱獄を敢行。城の中のものを物色し、めぼしい物を見つけると容赦なく窃盗を繰り返し、追撃の兵士に暴行を加える等の破壊活動に勤しむも、この一連の反社会的行動にさえ満足出来ず、城の中で出会った(中の人の外見が)高見沢さんを誘拐拉致。散々暴れ回り、盗むものがなくなるまで城を荒らしたのちに街に戻り、街の住人よりアイテム(現金含み)を巻き上げつつ都より逃走。ほとぼりが冷めるまで、あてない旅にでも出るかと思われた矢先に決定された最初の目的地が「近所の花街」。という桁外れの犯罪者っぷりを発揮している配管工(往来で平然と犬と会話をするタイプの人)は、よほど何かが溜まっているのか「近道で森抜け花街に急ごう!」と宣言して高見沢さんを引きずるように前進。

 ということで続行。
 ワタクシ、昨今のRPGの犯罪観念に付いて行けないものを感じ始めていますが、そのあたりは目をつぶります。というか、これは新しいタイプのGTAっすか?
 とりあえず全員のレベルは18まで上げてあるので、道中は結構楽であろうと思いながら森に入るが、森は何だか呪われているんだそうですよ。コノ手のRPGで呪いといえば「装備してるものが外せなくなる」とか「言葉を発すると一文字置きにパ行の文字が強制挿入される」という心底厄介なものと相場が決まっています。もうパビリオンの呪いなんて誰も覚えてないだろうけど。それはさておき、呪いを解くには何らかのアイテムを使うのが王道ということで、砦の行商のオッサンに聞いてみるが特に売っている気配も無し。
 そもそもオレンジグミを売ってない親父が、呪いを解く○○ボトルを扱ってるとも思えんっつうの。つうか頼むから売って下さいよ、オレンジグミ。ウチの犬が馬鹿みたいに技連発してTP減らして勝手に食っちゃうんだよオレンジグミをよお。どんだけオレンジ好きなんだよ、犬。
 アイテムスロー持ってるキャラに「アイテム使うな」命令を出せるほど強さが潤沢なパーティでもないってのが最大のネックでもあるんだけどさ。それにしても食い過ぎ。気がついたら10個あったオレンジがゼロって。
 ということで事前準備が出来ない事から「呪いって言っても大したもんじゃねえだろ」と推測。森に突入。
 森の中は思った以上に暗く、ウチのチャチなテレビだと道が見えねえええええ。仕方なくテレビの設定を弄って明るさを上げ、相対的な対応として室内灯を消してみると、それでどうにか森の中が認識出来るようになり、探索開始。
 するすると森の奥に進むと、さっき買ったばかりの防具が放置されていてチョッと唖然で御座いますよ。そのハードメイル、数分前に砦の行商(品薄)から買ったばかりだよ。なんだよ、この残念感は。あとレンズばっか落ちててもな、俺は一周目はモンスタ図鑑を埋める気が無いから一個も使わないからなっ。
 もそもそと奥に進むと高見沢さんがひっくり返るイベントが発生。高見沢さん、体力なさそうだもんなあ。体力無いのに戦闘になると突然前線に走り出して来てMOBのタゲを総ざらいしてトレイン始めるからなあ。普通に迷惑だなあ、という言葉を飲み込みながらマリオさんは食事開始。
 味見をして苦くて食えんと確認してから、寝起きの高見沢さんに何かの実を食わせる外道っぷりを発揮。まさに「おみまいするぞ!」状態。

 食えない物を食わせんなよ、おい。
 そんな外道丸出しではありながらも、始めての料理イベントが始まりました。ぬ〜。個人的には妙なオブジェに身をフンしたワンダーなシェフさんに教えてもらいたかったなあ。とはいえ、料理が可能になると一気にレベル上げとグレード稼ぎが楽になるので「おまちかね」では有りました。
 高見沢さん失神の理由は濃いナンチャラを吸ったからという着地点で解決したようですが、ここまでの配管工さんの行動を見るに、花街に入る前の景気付けに何かを一服盛って、高見沢さんを前菜にしようとしたんじゃねえのか?的疑惑が全く拭えない状況。なんか塀の上に居た暗い人とかも出て来たが、この際はどうでもいいや。
 セーブポイントを過ぎて、更に森の奥へ(花街を目指して)歩を進める犯罪者御一行に小さい人が来襲。何だか知らないけどグルグル回っていて、良くわからない内に同行する事になる。今度は子供を拉致ですか、すごいっすね。っていうか、このゲームは本気でGTAっすか? この御時世に子供連れ回しちゃ駄目だろ。
 無事(高見沢さんを除く)に森を抜け、大喜びで花街に向かうも、何やら花街が閑散と荒んでいる有様。花街なのに花が無くなったので荒んだという説明を受け納得。そりゃあ、花が無い花街なんてソープ嬢さんの居ないソープランドですよ! そのまんまか。
 花街に入るなり、唐突にボランティアを始める高見沢さんを他所に、マリオさんは余裕で買い物+セーブを始める。街の惨状には毛ほども興味が無い御様子で、街の中を「ちぃ散歩」状態で徘徊。街角でコロッケが売られてたら買い食いを始めそうな勢いが素敵すぎます。一通り街の中のアイテム漁りが終わって、する事が無くなった頃合いに高見沢さんが合流。何やら高見沢さんが色々やってたけど、結果、一切手伝わず。ボランティア終了を確認するなり「花見しようぜ」という外道発言をぶっぱなし、登山。何やらガチャガチャと会話を進めると「解毒剤があると泡姫が帰って来るらしい」という推測が成立し、材料に熊を殺すという結論に着地する。
 それにしても、どうしてこう、犯罪者の問題解決は「殺す」だの「奪う」だの「殺して奪う」だのという血腥い方向しかないのかなあ。
 とりあえず再度森に向かい熊狩りを開始。
 森の奥に行くと、木々の隙間から遠くに異常に巨大な鳥らしきものがバッサバッサを羽ばたいているのが見えるんだけど、アレじゃネエよな? どう見ても瞬殺されそうなデカさなんですけど。と、身構えていたけど脇の茂みから出て来たのは可愛い熊さんで一安心でした。あのデカイのが飛んでくる前に片付けましょうと、何の罪も無い熊を容赦なく殴りまくる。
 お供のMOBは通常3発からの三散華→烈砕衝破で蹴散らして熊一匹に剥く。後はゴリゴリと押し込んで壁際に追い込んだら適当に殴りまくって熊殺し終了。
 終わったのは良いけど、この熊さん、シークレットなんちゃらっていう表示は出なかったのな。ボス扱いじゃないんかな?と思いつつも「条件満たしてないだけなんじゃ?」という疑惑も拭えず。でもやり直す気力は無い。
 追っ手が来るも嫌がらせで対応し、その結果にご満悦で、喜び勇んで街に帰還。さすがに「普通に犯罪者の姿」を見せるマリオさんに対し、ついに小さい人から冷静な突っ込みが入るも「だからどうした」とスルー。殺人を咎められたら「お前は食ったパンの枚数を覚えてんのか?」と言い放った「人間を辞めるぞおおおおおおお」の人に近い風格すら漂い始める始末。マリオさん、畏れ。
 街に戻ると、なぜか園芸を始めたら高見沢さんが発光。
 そのすがたは、もはや

 と、そこに山崎さん登場。
 山崎さんウゼエからなあ、嫌だなあ、って思ってたら、その思ったままを口に出して「もう帰ろうぜ」という我が侭を炸裂させたマリオさん。貴方ね、子供じゃないんだから。確かに居るよ?そういう人も。俺の数少ない友人の一人もそんな感じの人で、すごく良い人なんだけど、自分の興味の無い事柄に対して容赦なく「俺、それ、興味ないんだけど」という態度を取り、「もう帰ろう」状態になるっていう。本人が気づいてないってのが愛嬌ですが、本人以外の、その現場に居る全員が気づいているという状況を作り出してくれます。
 遠慮なくビカビカに光ってた高見沢さんに気がつく事も無い山崎さんの抜けっぷりも驚きではあるが、次の目的地が地下という、犯罪者の王道ルートにクラクラし始め俺的に休憩。
 
 Amazonさんの空き箱を片付けていたら中からカードが出て来て「そういやDLCの何かが付いて来たな」と思い、いちどPSショップにアクセス。カードに小さい文字で「このカードに書かれてるコードを入力すっと良いもんやるよ」的な事が書かれてたので(字が小さ過ぎて詳細は読解不能)やってみる事にする。確かにカードの下の方に銀色で何かが書かれている。多分、これがコードだろうと言う事で、入力画面に飛んで、一文字ずつS、C、R、A、T、C、Hと入力して行ってから気がついた。これは「Scratch」つまり「ここを削れ」って意味じゃねえか。
 これ、本当に起こった事だって信じられます?
 自分の馬鹿さ加減にウンザリしつつ、銀色の部分を削って下に有った英数字を入力すると何かがダウンロードされました。ゲームにもどってアイテムを開いたら称号が入ってて、称号を装備したら、妙に見慣れた姿が。
 心に赤信号がともり、子安さんからのイジメを思い出す前に電源を落として本日の営業は終了。
 そんな一連。