先日の某所での会話。
「デジイチを日常的に持ち歩くのは辛いのでコンデジを導入しようと思うんだけど何かいい物有るかね?」
 という話題が出ました。対して俺は「だったら投げ売りされてる5000円前後のコンデジをぶっ壊れるまで持ち歩くのはどうだろう」という提案をさせていただいたのですが、共感は得られませんでした。辛いっていう意味にも色々有るんだろうけどさ、日常的に持ち歩くと傷もつくだろうし、重いだろうしという意味で俺は解釈したんですよ。だから、コンデジを買おうと思っている、と。そんな訳で「持ち歩いて壊れても気にならない+ポケットに入れておいても苦にならない大きさ」という方向で考えて、上記の提案に至った訳です。
 が。
 その後に「コンデジを持ち歩くのは素人」という意見が出て来て「画素数が大きいものでないと表現ができないだろ」「レンズが良くないと自分を表現できない」という方向にシフトして「デジイチを持ち歩くのがベスト」という着地をしていたので俺はもう何も書きませんでした。っていうか、だったら何で聞いたんだ?そんな事。あと、高額機材でしか良い写真が撮れないんですか。なら俺は一生良い写真は撮れないんだな。
 それはさておき。
 俺にとっては安いコンデジほど面白い物は無いわけで、それは写真を撮る機械としてという意味だけでなく、機械そのものをガシガシと使い込んでも全く何ともない(経済的にも精神的にも)という意味でも面白いのです。Vq1015eなんてソフトもハードもガチャガチャに弄っちゃったしな。もう今や俺の1015e改は白黒写真専用機になってしまいました。
 こんなもんバッカ撮ってる有様だしな。
la petit prince
lake
 そういやこの前フリッカーに写真を大量に上げたら「一度にそんなに上げんなクソが」というメッセージが出てしまって困惑しました。かといって有料にはシフトしません。俺にとってのフリッカーは無料だから使ってる外部記憶装置でしかないしぃ。
 そんな俺の事情はどうでも良い話だ。
 最近考えてたのは、1015e改のレンズを他のレンズと取り替えてしまおうか案。分解すると解るけど、1015eはレンズがネジで止めてあるだけなので、ピントさえ合わせられれば他のレンズに挿げ替えても問題無しなはず。だったら何か妙なレンズに付け替えたら面白いかな、と。他に考えてるのが万華鏡との合体。一応試作はしてみたので作例は有るんだな。
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 これももう少し試行錯誤しようと思ってました。
 と、こ、ろ、が。
 でも俺なんてまだまだ甘い。
 あらゆる意味でデジイチを日常的に持ち歩いて、その結果ぶっ壊しちゃっても経済的にも精神的にも影響が無い状態というのを物理的に構築してる人がおりました。

 この発想は無かった。
 解説すると、一眼の中身をゴッソリと撤去し、その中にコンデジの基盤類等を放り込んでレンズとイメージセンサーをリンクさせて強制的にデジイチを組み上げているようです。すげえけ。俺、感動。
 だけど、これは本当に面白い考えだな。今、ゴミ値段で投げ売りされてる銀塩一眼(とうぜん内部が崩壊しててもオッケ)を手に入れて、中身を投げ売りコンデジに挿げ替えちまうという手法なら、外と中身の組み合わせは無限。しかもレンズは取り替え放題。これは良い。世の中にはコンナ風に遊んでいる人もちゃんと居るということに俺は感動しています。
 作例も素敵でした。見たい人は自力で見つけて勝手に見て下さい。
 今度、俺もチャレンジしてみようかと本気で画策中でございます。