仕事場がいわゆる「1Fのテナント」ってやつで、2Fから上がワンルームの貸家なんです。で、俺の仕事場の上の部屋なんだけど、今までは某W大学の学生さんが住んでたんです。その人は良い人で、普通に挨拶も出来るし、毎日学校にも行ってたし(通学時間が丁度俺の出勤時間なので良く会ってた)で、そういうマトモな人間だったから、こんな御時世でも普通に就職して引っ越しました。
 代わりに先日入居してきたのが関西人のオッサンなんだが、このオヤジが酷い。
 まず引っ越して来た翌日、不動産屋から俺の所に電話が来たんですよ。何だろうって思ったら「上の階の住人が『昨日の夜は下がうるさくて眠れなかった』と苦情を言って来た」と。当たり前ですが、俺のとこはテナントでさ、住んでないから。夜も8時には締めて帰っちゃう。そう言うと「じゃあ、誰が騒いだんでしょうね?」と不動産屋。知らんがな。何度も言うように、俺は夜8時に帰宅するんだから。
 そんな事が有って「何か、妙な人が越して来たな」と認識し、「客商売をやってる以上、暴れだしたりしたら良い迷惑だから少し注意して見ておこう」という警戒モードに移行したわけです。で、警戒して居たら、何だか妙なオッサンの日常が浮上。
 オッサン、一向に労働しない。一日中部屋にいる。
 何故解るかというと、俺が窓を開けて仕事してると上で大声で電話しているから。
 その電話が酷くて、大抵が何処かの企業らしき所に電話をしては「俺をダレだと思ってんのやああああああ!!!!!」とか、「オドレの会社の誠意ちゅうのは、その程度なんかああああああああああああ」と怒鳴る。窓が開いているから、罵声が丸っと聞こえる。
 それが平日の午前中から、俺が帰るまで続く。
 ほぼ一日中やってる。
 ウチに来たお客さんは露骨に嫌な顔して「あれは何ですか?」。俺はもう苦笑いしか出来ない。というか、俺が聞きたい。関西人は「俺をダレだと思ってんのやああああああ」と叫ぶが、ホント、貴方、何者?
 
 この状態を「愉快」と思えるほど、俺は大人じゃないのです。
 今日は窓を閉めてたけど、それでも罵声は響いていたんだよ。何だろう、家に慣れたんだろうか?脳の傷み具合が進行したんだろうか?
 
 
 そんな話とは全く関係ないのですが、最近俺は「電話も免許制にしたらいい」と考えるようになりました。この前も自転車に乗りながらメール打ってた脳が残念な高校生が、ガードレールに体当たりして車道にダイブしてるのを見たし。